初級編 こたえ

Q1.「遺伝子組み換えでない」という商品を買えば、遺伝子組み換えは避けられる

A1.遺伝子組換えでないと書かれていても5%までの混入は認められている

そうなんです。「遺伝子組み換えでない」と書かれていても、5%までの混入は認められているのが現状の表示です。

”主な原材料”、すなわち原材料の重量に占める割合の高い原材料の上位3位までのもので、かつ、原材料の重量に占める割合が5%以上のものが表示義務の対象になります。製造時に水を添加した場合は、添加した水は原材料として換算しません

今決められている表示方法については「食品表示に関する共通Q&A
(第3集:遺伝子組換え食品に関する表示について)- 消費者庁食品表示課
」に書かれています。

写真は生活クラブの例(クリックでサイトにリンク)ですが、生協や一部の生産団体においては、法律で決められたよりも厳しい自主表示基準を設けているところもあります。

 

 

Q2.「遺伝子組換え使用」と書いていない食品は、遺伝子組換えではない

A2.醤油や菜種油などは、表示義務が無いので、遺伝子組換えの可能性がある

たとえ遺伝子組み換えの大豆やなたねが”主な原料”であっても、表示されないことがあるのです。これらも、「食品表示に関する共通Q&A(第3集:遺伝子組換え食品に関する表示について)- 消費者庁食品表示課」に書かれています。

基準及び施行規則に基づき、既に食品としての安全性が審査済みの遺伝子組換え作物が存在するすべての作物(農産物)7種類及びこれらを原材料とする加工食品のうち、組み換えられたDNAやたん白質がひろく認められた最新の技術により検出可能とされているもの32食品群が対象となります。

義務表示の対象品目(平成18年11月時点)
・作物(7種類):
大豆、とうもろこし、ばれいしょ、菜種、綿実、アルファルファ、てん菜(大豆は、枝豆及び大豆もやしを含む。)
・加工食品(32食品群):下記の表

 

 

 

Q3.日本には、遺伝子組み換え作物を使用したお菓子はほとんどない

A3.多くのお菓子に遺伝子組換え添加物を使用している

みなさん、Q2の加工食品の一覧をご覧になって、気づかれましたか?

義務であるものの一覧には、コーンスナック、ポテトスナック、ポップコーン、いり豆、きな粉…どれもお菓子の原料ですね。しかもこれらは”主な原材料”にあたらなければ、表示されません。それに、揚げ菓子なら油、甘味料であるぶどう糖果糖液糖や果糖ぶどう糖液糖は、清涼飲料水はじめたくさんのものに入っています。実際、遺伝子組み換え作物をたくさん利用している会社は、お菓子のメーカー、清涼飲料水のメーカー、油のメーカーです。

ちなみに、安全性審査の手続を経た旨の公表がなされた遺伝子組換え食品及び添加物は、平成24年9月現在、食品(190品種、うちトウモロコシ119品種)、添加物(16品目)があります。また食品でも添加物でもないという範疇(例えば触媒のような働きをするものなど)50品目があります。

みなさんが思われていた数より、多かったでしょうか?少なかったでしょうか?

 

 

 

Q4.遺伝子組み換え作物は、食品安全委員会で安全性の試験を行なっている

A4.食品安全委員会は評価を行うだけで試験は行わない

こちらは、厚労省に掲載された、安全性審査の行ない方フロー図です。

残念ながら、お話合いだけですね。お話合いの結果は、「食品安全委員会ホームページ」に掲載されています。

 

 

 

Q5.遺伝子組み換え作物が作る殺虫成分は、人間が摂取しても排出される

A5.殺虫成分Bt毒素が体内に残っていることが確認されている

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研究の結果、殺虫成分が、それを含むものを食べた人間の血液から検出されることがわかっています。

 

遺伝子組み換え作物の危険性

カナダの大学病院で、殺虫性成分を胎児や妊婦から検出 印鑰智哉

妊娠した女性の93%、80%の胎児からこの有毒成分(Cry1Ab)が検出されたという調査結果が2011年にカナダで発表された(Bt toxin found in human blood is not harmless)。この研究を行ったのはシェルブルック大学病院センターの産婦人科の医師たちだ。彼らは30人の妊娠女性と39人のまた子どもを持っていない女性から血液のサンプルを調査した。遺伝子組み換え経緯の有害物質が93%の妊娠女性の血液(30人のうち28人)から検出され、80%の女性(30人のうち24人)の臍帯血からも検出された。妊娠していない女性のケースは69%(39人のうち27人)。(日刊ベリタ)

 

 

さあ! 次は中級編です!

また来週の月曜日に来てくださいね